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第45話 30年目にして|digilog Blog データベースの開発・構築ならデジログへ

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第45話 30年目にして

私事であるが、今年結婚30周年を迎えた。
この間、些細な口論は間々あるが、大きな喧嘩をしたことは無い。
どこの家庭も同様であろうが、育った環境も違えば文化も躾も異なる夫婦のこと。特に、食事の味付けや作法が食い違うことは常である。
一例であるが、ウチでは最近「すき焼き」をやらない。
それまで、何度か「すき焼き」があったが、都度、私は「これ、焼き肉?」という疑問を抱きながら食べていた。
家内の「すき焼き」には、割りしたがほとんど無いのである。
数年前の「すき焼き」の日、
「これ、すき焼きじゃないよっ!」
思わず今までの疑問(不満?)を一気に吐き出した。
私にとっての「すき焼き」は煮物のイメージであるが、家内のそれは、気持ち程度の割り下を味付けにした「焼き物」に近い。
蕎麦や煮物等でよくある、みそ味か醤油味か塩か、薄口か濃い口か、などではなく「煮物」が「焼き物」になっており、すなわちそれは違う料理である。
私は東京、家内は長野出身であるが、それ以外の料理で特別な違いを感じたこともなかったし、もし多少あったとしても、私の好みに合わせてもらっていたと思う。
恐らく「すき焼き」も、過去何回かの経緯を経て、私向けに若干変化し今にいたっているものとは思うが、その時点でも「煮物」ではなく「焼き物」である。
その時家内は、
  「だって すき焼き って言うんだから焼くモノじゃないの?」
「・・・?」  
なるほど、確かに、それは一理あるが・・・。
「焼き」の語源の由来はともかくとして、煮た「すき焼き」が食べたいのである。


以前に専門店で「塩すき焼き」という料理を食べたことがある。
これもほぼ「焼き肉」であったが、それは一つの料理として美味しくいただいた、が・・・。

その日以来、ウチでは「すき焼き」が姿を消した。

話しは変わり、先日、
冬物のスーツ、ジャケットと一緒に、ワイシャツもクリーニングに出してもらおうとしたところ、家内が、

「ワイシャツは別に置いておいてっ」

と言う。
たいしたことでは無いが、疑問に思ったので何故か聞いてみたところ、
「ワイシャツは一度洗ってからクリーニングに出す」

とのこと。
何? クリーニングに出すのは洗濯をプロに任せるということであり、なぜその前に家で洗濯をする必要があるのだろうか?
家内いわく、襟や袖の汚れはクリーニングに出しても落ちないので、一度その汚れを落としてからクリーニング店に持っていく、のだとか。
これには驚いた。

私の常識(?)では、家で落とせない汚れをプロに任せるものと思っていたところ、特別に頼まないとそこまで丁寧にはやってくれない、らしい。
いや、そもそも何かをこぼしたのでも無く、シミを付けたわけでも無く、普通に自分が着ていた汚れである。
決して、特別(?)の汚れではない。
何故? それって一般常識? 普通に皆やっていること?
だいたい、いつからそんなことしていたのだろうか? 結婚当時から?

この「クリーニング問題」については、後日、実家がクリーニング店の友人に聞いてみたところ、
確かにそういうクリーニング店もある、

とのこと。
でも、汚れが落ちてこなければクレームでやり直しさせればいいし、基本的に腕が悪い店だから他に換えた方がいい、
とのアドバイスをもらった。
全く同感、もっともなことである、
が、その時一緒にいた別の友人の家では、ウチ同様に「一度洗濯してから」だとか。

この真偽のほどはさておき、
新婚カップルならまだしも、30年生活を共にしていても

「常識」に関して認識が異なること、

それについて知らなかったこともあるものだと、改めて驚いた。

いずれにしても些細なことであるが・・・。

日付2016/06/28

投稿者半澤 透

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