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第13話 いよいよ解体開始|データベースシステムのデジログ/digilog

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第13話 いよいよ解体開始

いよいよ、始まった。

「西富久地区市街地再開発事業」の工事である。
開発対象地域は外苑西通りの北の突き当りの一角で、敷地総面積16,247㎡のエリア。
施設は、55階建ての超高層住宅エリア、中層住宅エリア、ペントハウスエリアの他、事務所、飲食店舗、物販店舗、また保育施設があり、複数の広場も整備される予定。
外苑西通りも、この開発により医大通りまで北に延伸される。
住宅はファミリー層向けを主体とし、約1,100戸建設予定で、工期は平成27年5月まで、周辺の道路工事まで含めると平成28年2月までと、かなりの大規模開発である。
そして、この開発敷地の南側、約3.5m道路を隔てたところに当社はある。
既に昨年から一部工事は開始されていたが、いよいよ本格的に本体建物の取り壊しが始まった。

解体工事開始。写真で見えるところのほぼ全てが解体され、更地になる予定。

地域の説明会も2度行われ、開発概要の説明書も配布されており、かなりの騒音や振動、ほこりは覚悟していたものの、実際に始まってみるとやはりかなりのもの。
これが、これから3年半も続くのかと思うと不安にもなる。

大型建機登場。左の鉄筋コンクリートビル解体用として

しかし、当社3階の窓から目の前で繰り広げられる大型建機の動きに目を留めることもしばしばあり、巨大なペンチをショベルカーの先に取り付けた様な機械が、何台も所狭しと動きまわり建物を破壊していく様は圧巻である。
開発エリアが広いだけあって、様々なタイプの建設機器類が一同に見れることも魅力である。
目の前(3階)の高さ以上に建機のアームが延び、狙いを定め目標の建物の壁にアタックする瞬間、大きな音と共にこちらのビルにもかなりの振動が伝わる。
地震を思わせる揺れに、仕事に集中している者も思わず顔を上げる。
女性社員に至っては、瞬間悲鳴に似た叫び声をあげる者もいるほどである。
そんな光景を目の当たりにしていると、今更に自分が「男の子」だったことに気づかされる。
機械そのものに意思があるような動き、自分よりも大きなビルディングに挑みかかる姿、
遠い昔ではあるが、ブリキのショベルカーとゴジラのおもちゃを一人で対戦させていた自分を思い出す。
当然ではあるが、作業員の方々はただやみくもに力任せに破壊している訳ではない。
建物の構造を理解し、安全に効率的に、さらにその後の分別まで意識しながらの取り壊し作業であろうと推察する。
傍観者たる私も「あの建物はどこから攻めるのか?」「私ならまず壁から行くな」等と勝手に観察してしまうことが、子どもの頃から成長した証であろうか。
むろん、私とて工事現場を見る機会が無かった訳ではない。
高度経済成長の真っただ中の時代に神田で育ち、ビルディングや地下鉄の工事により変わりゆく街の情景を見てきた。
また、田町に通勤していた時は、恵比寿ビール工場跡地の大開発工事を日々山手線から眺め、工事の進捗状況を確認することが楽しみだった。
しかし、今回の様にこれほど間近に大型開発工事を見る機会は滅多にないであろう。
日々日々、建物が取り壊され、目の前の風景が変わっていく。
そんな変化を、こんな特等席で、3年半も楽しめるのかと思うと・・・、えっ?

「騒音や振動の不安」は、って?

・・・、個人的な感想と経営者としての立場が入り混じっておりました。
どちらも本心ですが・・・、悪しからず・・・。

今後、この開発の進捗状況もご紹介してまいります。

日付2012/02/20

投稿者半澤 透

ブログ-四方山話-



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