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第32話 人体実験はつづく|データベースの開発・構築ならデジログへ

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第32話 人体実験はつづく

昨年、私はダイエットにより、15kgの減量を行った。
これは、定期健診で「病気」と指摘され、「すぐにも治療が必要な状態です」と告げられたため、一念発起し生活習慣を見直し食生活の改善を図った結果、22%の体重減に至ったもので、痩せるために行ったものでは無い。(第28話参照)
(単に、肉・魚を断つことが食生活改善とはいえない?)

体重は維持できているが・・・?

その後リバウンドもせず、現在まで減量した体重を維持している。
その後の検査で、「尿酸値」は正常値になったが、「コレステロール値」は「病気」の範囲は脱したもののまだ正常値にはならず、引き続き修行僧の如く「肉断ち」を続けていた。
その再検査の際も医師に現状を話し、体脂肪率が1桁になったのに何故コレステロール値が高いのか、疑問をぶつけるが、
「もう十分頑張ってますから、この程度の数値は気にすることないですよ」
そういうことを聞きたい訳ではないのだが・・・。

「医 者嫌い、薬大嫌い」である自分の座右の銘のひとつ「医食同源」を実証すべく、身体がどのような変化をするのかを試している訳で、何故、生活習慣を改善しメ タボリックが解消され、体脂肪率が9%なのに、コレステロール値が正常範囲に入らないのか、何が問題なのか、食べ物なのか、酒なのか、運動か?
もはやそれは、「健康のため」では無く、人体実験のそれに近く、今の身体がどういう状態なのか?どうすれば、身体がどうなるのか?
それを探求したい思いが先行する。
体脂肪率を更に落とせばいいのか?
更に脂肪を燃焼すべく有酸素運動のメニューを増やしてみるも、体重は52kg代、体脂肪率も9%代を推移し、それ以降特に目立った下降線は見られない。身体は既に絞りきった感がある。
私は世界ランカーを目指すボクサーでは無い。

この減量により、自身に起きた事象は、
①お腹、お尻周りの皮膚がたるみシワになった
②お通じが悪くなった
③呼吸が浅くなった
④皮膚がカサカサになった
⑤お酒に、非常に弱くなった
等々、があげられる。現状では、あまりいいことはない。

この⑤については、今年に入ってから特に顕著で、ある時、いつ頃だったか記憶に無いほど以前に経験した激しい「二日酔い」に陥った。
当然、この歳で自分の飲める酒量は心得ており、若気の至りで無茶苦茶な飲み方をして「二日酔い」になったのとは訳が違う。
はじめは、歳のせいで弱くなったのかとも思ったが、どう考えても、それ程の量を飲んだ訳ではなく、 何か釈然としないまま、単に飲酒の量を減らすようにしていた。

そんなある時、たまたま手にした雑誌で、「お年寄りの栄養失調」についての記事を目にした。
  昨今、メタボリックシンドロームを意識しすぎて食事を控えた結果、
  栄養失調に陥るお年寄りが増えている。
という記事である。 その中で、栄養の摂取を制限し過ぎると、栄養バランスを崩し脂肪肝になるケースが多い、と書いてあった。
「もしや!」と思い、色々と調べてみると、痩せている女性などに見られるケースとして、
  自己流の無理なダイエットから栄養バランスを崩して肝機能が低下することにより、
  コレステロールを処理することができなくなる
「自己流な無理なダイエット・・・」、 耳が痛い。
  ストレスや過労、過度のダイエットにより、それ等から体を防御しようと
  肝臓から多くの脂質を血中に流すことで、脂質過多に関わらずコレステロール値が
  上がることがある
云々・・・。

これに違いない!
自分のケースも「過度のダイエット」により肝機能が低下しコレステロール値が上がったのではないか。
肝機能が低下していたのであれば、酒に極端に弱くなったのも頷ける。
一応専門書で肝臓の仕組みを調べ、その自分流の解釈と判断に確信を持ち、今、自身の身体は「栄養失調」なのだと、それまで1年間封印してきたカルビを食らう。
それからは、昼食を中心に、生姜焼き、チキンソテー、メンチカツと、まず「肉食」を選択する。
今までの節制から開放された身体の隅々まで、脂と油が染み込んでいくことを実感する。
(単なる精神的欲求充足の満足感かな?)
トレーニングメニューも、有酸素運動を一切止め、筋トレのみに切り替える。
やる時はいつも極端であるが、そのほうが結果が判りやすい。
有酸素運動はある程度の時間をかけて行う運動であるため、ジムに滞在する時間も長くなるが、筋トレ等の無酸素運動は費やす時間が短い。
従って、ジムから帰る時間も早くなり、その上我慢してきた肉も食え、本来の目的であった健康(数値的に)になるのである。

しかし、この人体実験は、自分勝手な仮説に基づくもので、その結果を確認してはじめて実証されるのである。
肉を摂取し、トレーニングメニューを変えてから3週目を経過し、期待を胸に新宿の献血センターに出向く。
ここは、数年前から四半期都度通っているが、「人体実験」の経過観察には最適な施設である。
して、その結果は・・・。
  コレステロール 205mg/d?
  基準値(151~254)
  *日赤の基準(140~259)

やった! 正常値、無事クリア!
献血センターでの検査結果はコレステロール値のみで、他に問題のLDL値やHDL値、尿酸値までは判断できないが、まずは今一番懸案の値が正常になったことを素直に喜ぶ。
これで自分の仮説は実証できたと言っていいだろう。
一昨年に検査で病気と指摘された「高尿酸血症」「高脂血症」は生活習慣の改善によって、解消されたものととりあえず自己判断をする。
再検査でコレステロール値が改善しなかったのは、脂質の過剰摂取によるものでは無く、逆に過剰なダイエットによる肝機能の低下によるものだったものと推理。
確かに、再検査の前の献血で、一時的にコレステロール値が正常値ギリギリに入ったことがあったが、恐らくその時点で高脂血症は改善していたのだろう。
その後もその数値を更に下げようと無理をし過ぎて、逆に脂質異常になっていたと考えれば、辻褄があう。
「過ぎたるは及ばざるが如し」である。
自己の「人体実験」の結果、大きな疑問も解決し、更には肉も魚も解禁し、体重も20代の頃に戻り、久々の達成感を噛み締めているこの頃であるが・・・。
さて、この後、肉、魚をどこまで解禁していいものやら。
日頃から、身体に関して、自分勝手な思い込みは厳禁と家族から言われているが、
それを反省しつつ、人体の仕組みの不思議を実感しつつ、
まだまだ「人体実験」は、つづく。

日付2015/03/30

投稿者半澤 透

ブログ-四方山話-



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