MENU

第37話 「道具」から「愛車」に?|データベースの開発・構築ならデジログへ

English

お問い合わせ

第37話 「道具」から「愛車」に?

綺麗に並んだ1が7つ。
平成5年から22年間乗り続けている車、マツダ製の「ボンゴ」。
(関連:第10話「些細な幸せ」第31話「目指せ!15万キロ」
2015年10月9日に、伊豆に向かう道中、走行距離十一万千百十一キロメートルに達した。
正確に言うと、111,111.1km、1が7つ並んだ瞬間である。

111,111.1km記念の一枚

 地球を、約2.8周した距離である。
この距離が長いの短いのというよりは、多くの方が4年前の「2011年11月11日11時11分11秒」の瞬間を楽しんだのと同様の感覚であろう、アナログの距離計の7桁のマス全てに「1」が並ぶことは、この車にとって最初で恐らく最後の出来事であるのだ。
まずは、彼とそれを喜びたい。

車の整備もしっかり行いエンジンは快調とはいえ、自分同様に各所に小さい老いを感じるこの頃である。
しかし人間とは違い「痛んだパーツを取替えればその部分は新品に変わる」と思っていた、
が、さすがに22年も経つと、手に入らない(入りにくい)パーツも多々出てくる。
先のディーラーメンテナンスでは、ディストリビューターの不具合がわかり、アッセンブリー交換となったが、既に純正パーツは無く、ディラーネットワークで中古パーツも探してもらったが見つからない。
やっと見つかったと連絡があったモノは「リビルト品」。
「リビルト品」とは中古品とは異なり、消耗パーツを交換、オーバーホールして、その名の通り「組立て直し」したモノである。
今回はリビルト品で対応できたが、今後発生し得る老朽に関わる不具合に関して、こまめにメンテしたくても、そのパーツが無いことも考えなくてはならないのである。
また、パーツがあったとしても、それを探すことも容易ではなく、コストも時間もかかることを覚悟をしなければならない。

「ヨタハチ(トヨタスポーツ800)」や「ハコスカGTR(日産 ハコ型スカイラインGTR)」等、中古車として持っているだけでも意義ある車ならまだしも、当時、機能にのみこだわり、実用車としてまさに機能的に活用している車である。
現在、高速道路で遠出のドライブであっても、1リットルあたり10km程度と、最近の車と比較しても圧倒的に燃費効率も悪い。
先日、知り合いの軽自動車を運転したが、操作性においても、機密性、操縦安定性においても、「ボンゴ」に優っている。高速走行での体感速度も、20kmは低いであろう。
排気量の小さい軽自動車の弱点であった上り坂でもスイスイ上がっていく。
実燃費ベースでも、「ボンゴ」の2.5倍以上走るそうだ。
それが、新車で120万円ほどだと言う。

楽に安全に楽しく運転できることは車にとって大事な機能である。
その意味でこの20年の技術差はかなり大きいが、現時点でも「ボンゴ」に機能的な不満はほとんど無い。
自分にとっては、楽ではないが、十分に楽しく安全に乗りこなしているのだから。
また、前述の「ヨタハチ」のようにマニアの視線を集めるわけではないが、ちょっとした部品調達も手間とコストをかけて、それでも大事に乗り続けていることを自負し、この、111,111.1kmを通過点として、まだまだ愛用していこう。
しかし、パーツの調達の問題を含め、機能的に不具合が発生するような場合を想定すると、リタイヤを覚悟しなければならない時期もそう遠くはないのかもしれない。
そして、それを考えると、不思議とボンゴの各パーツにも22年の愛着を感じる。
今まで以上に扱いにも気を遣い、より大事にこまめなメンテナンスは重要である。

そう言えば、先月、「ゴルフに行くのに車が無い」という友人に「ボンゴ」を貸した際、
「慣れないクラッチ操作、優しくつないでくれてるかな?」
「丁寧にコーナリングしてるかな? 大事に乗ってるかな?」
などと、何故か今までに無く気になり、無事に戻ってきた車を確認し「ホッ」と胸をなでおろしたことを思い出す。
こんな思いをいだいたことは今まで無かったが・・・
「単なる道具」から「愛車」(第10話 参照)に変わりつつあるのかもしれない。

日付2015/10/19

投稿者半澤 透

ブログ-四方山話-



PAGETOP